都内にパーソナルジムをOPENしてかれこれ5年を迎えました。
これまでは特に大きな問題は起きてこなかったのですが、
今年に入り店舗運営の落とし穴とも言える出来事を経験しました。
この落とし穴によって、
今のところ店舗を閉鎖しなければならないということはありませんが、
業種に関わらずこれから店舗をOPENしようとしている方や、
いまは何の問題もなく店舗運営できている方の皆さまに、
こんなことが起こる可能性があるよ、ということをお伝えできればなと思います。
賃料はいつ変わってもおかしくない
ここからは私が経験した事例です。
昨年の4月頃、ビルのオーナーさんが変わりました。
最初のうちは特段運営には関係ないだろうと、全く気にしていなかったのですが、
これが大有り。
元々、土地相場も今に比べれば低い時代で、
且つタイミングも良い時に今のテナントとは契約が出来たため、
まわりのテナント賃料の相場に比べると破格といっていいほど低賃料でした。
この現状も影響してなのか、新しいオーナーさんから通告されたのが、
現在のエリアの相場に賃料を引き上げたいとの旨。賃料でいえば3倍近い値上げ。
新しいオーナーさんもこの値上げについて丁寧にその理由や、支援策についてもご説明頂き、しょうがない理由なのだということは理解できましたし、
形は違えど、私も提供サービスの値上げを過去にしてきたという経験もあり、納得も出来ました。
がしかし、この痛すぎる現実とこの先の未来に相当頭を悩ませました。
そこに更に追い討ちをかけてきたのがコロナ・・・今くるんかいと。笑
そこからというもの、交渉に交渉を重ね、
賃料は倍以上には上がりましたが、3倍値はまのがれ、その他の支援も頂くということで今現在まとまっている現状です。
ネットなどの情報を見ていると、ビルオーナーさんから一方的に賃料を上げらたという事例も多々挙げられていたので、何度も打ち合わせをして頂き、こちらの意向にも歩み寄ってもらえた私は運が良く、恵まれていたのかもしれません。
今回の教訓でもありますが、
自分に不利益な状況の時こそ、
相手の意向や気持ちもしっかりと理解することが大切。
そこには絶対理由があるから。
その上で誠意を持って話をする。
当たり前なことですが、これが一番大切だと思います。
とはいえ、賃料2倍は相当なもので、
コロナとも共存をしながら、どうやって対策をうっていくのかは試行錯誤をしなければならず、きっと店舗も成長のタイミングなのだと思います。
こういった、逆境に立たされた時こそ、
きっと新たなストーリーが生まれるチャンスがあって、
そこでもがいて創りあげたストーリーに、また色々な可能性が広がっていくのだと思います。
どうやってこのピンチを乗り越えられたのか、
またここで紹介できるように頑張ります。