自分のルーツを辿るシリーズ③
今回も前回に引き続き小学校時代。
児童会長を決める生徒による総選挙
高学年になり、児童会なるものに携わることになる。
子供たちなりに企画を考えたり、学校の運営をしたり、
それぞれの役割の中で活躍の場がある。
幼ながらもとても面白いなと思っていた。
5年生になり、6年生から引き継ぎがされ
いよいよ自分たちの学年で児童会を引っ張っていくことになった。
児童会を先頭切って支えていく存在が児童会長。
うちの学校はこの児童会長の選抜方法が特殊で、
各クラスで会長候補者を決め、4年生以上の高学年生徒からの生徒投票によってこれが決まる。(AKBの総選挙みたいに)
その会長候補者の決め方はクラスそれぞれだと思うけど、
だいたいクラス内での多数決みたいな感じで決まるものだと思う。
しかし、自分は立候補をした。
他にそんな物好きがいるわけもなく、即決。
この時、なぜ立候補したのか。
多分だけど、児童会に対して変に当事者意識を持っていたのと、
人と違うことをしていたかったのではないかな。
あとは直感的に面白そうだと思っていた好奇心が自分を動かせたのだと思う。
投票までの流れは、まずは代表者が4年生、6年生のクラスを訪問し演説、
その後全校生徒の前で演説といった流れだった。
総選挙に向けて、自分が何をしたのか。
6年生には野球をやっていたということもあり、知り合いも多く
なんとなく勝算があった。
問題は4年生。
まずは知ってもらうためにも「目立ってなんぼだろう」と考え、
当時流行っていたモーニング娘。のBGMを流し、バックダンサーを従え、演説をした。
アホだ。笑
全校生徒前での演説も、内容よりもどう目立つかのパフォーマンスに注力した。
たどり着いた答えは、無地のTシャツにクラス生徒から寄せ書きをしてもらい、
その寄せ書きTシャツを着て演説をした。時期は冬だった。
アホだ。笑
この結果。自分は会長になった。
(厳密にいうと、候補者の内訳は女性1名と男性3名で、一抜けは女性候補者。自分は男3名の中で1番となり、前期の会長は女の子。後期の会長が自分みたいな感じ)
この時代の自分はまさに無双状態。
好奇心が沸けばすぐ行動。
失敗という概念を知らないから、怖いものなし。
ここでの教訓。
「経験がない」といことは特に武器になる。
経験値が高くなればなるほど、リスクを考えられるようになる。
それが踏み出す一歩目の邪魔をする。
時に童心に戻ってみる。
好奇心に身を委ねてみる。
その後に壁をぶち壊していけばいい。
そんな人生の方がきっと楽しい。